長女気質専門コンサルタント、佐藤優華です。
長女気質を理解するには、頭と心を別々に考えるとわかりやすいです。
頭は思考。心は感情。
頭は社会性や理性。心は主体性です。
頭は、心から溢れる気持ちや想いをそのまま出して怒られたり、理解されなかった悲しい経験から、心に蓋をして自分よりも周りに気を配るのが良いことだと考えます。
そして頭で考える「良いと思われる言動」を繰り返します。
心に蓋をすることには本人も気づかないほど慣れてしまいます。
頭はお母さんの声、心は子供の自分、と見るとわかりやすいかもしれません。
でも。
心に閉じ込められた想いがなくなることはありません。
心に蓋をするたびにひっそり感じている「自分が大切にされない」という感覚も確実に膨れ上がります。
それでも頭(思考)は「自分を大事にすると仲間から嫌われる」「良くないことだ」と理解しているので蓋をするのにますます必死になります。
人は集団で栄えてきたので、人の和から外れる可能性があるだけで、それは命の危機へのリスクが高まることだからです。
一方、人は自分が自分を大事にできないと幸せを感じられなくなるようにできています。
寂しさや孤独、不幸であるという視界ばかりが目に入るようになっていくのです。
それは自分の心を否定したり、置き去りになっていると特に強くなります。
事実がそうでなくても、そう感じることでシフトチェンジを促しているのです。
変わりなさいと。
頭と心は、どちらも大事。バランスが大事です。
頭と心のバランスを自分の幸せのために取っていく自分になることが必要です。
長女気質さんは自分の気持ちを大事にして、幸せを感じるアンテナに栄養を与えていくことが苦しさから抜ける鍵です。
いつも頭の中だけで思いを巡らせがちですが、それは思い込みを強くするだけなので、声に出したり紙に書いたり
「行動」して客観視することが、陥りがちな極端な思考を緩める手助けになります。
そして、コントロールできるのは思考、頭だけです。
感情である心をコントロールすることはできないし、それをしようとすると、より一層孤独感が強まります。
心はどんな想いもありのままに受け止めていくことが安心の土台を築きます。