長女気質専門コンサルタント、佐藤優華です。
自分の中に悩みがあると自覚した時、そこからどのように次のアクションに繋げたらよいでしょう?
私のところには様々な悩みを持つ方がいらっしゃいますが、最近は職場のお悩みが多いので、例として取り上げてみますね。
職場の悩みがある時の長女気質さんあるある。
自分に対する想いとしては、わかってるのにうまくできない、仕事のポイントが理解できない、あの人みたいになれない、自分がいる意味がない、などがよく聞かれます。
他者に対しては、働かない、マニュアルやこうしたらうまくいくと思うのにそうしない人にイラつく(自分にしわ寄せがくるから)、協力体制が感じられない、居場所がない、全体的に改善の見込みがない、など。
このような時、長女気質さんは自分の中で一連のシナリオを作り、例えば「自分が頑張ったり、相手に働きかけたとしても望む未来は手に入らないだろう」と考えがちです。(予測)
この予測することこそが、あなたの幸せな未来を奪っています。
予測の多くはネガティブなうえ、予測は予測にとどまらず、まだ起きてもいないのに長女気質さんの中では間違いない確信になってしまうからです。
そしてその予測を握りしめながら人と接するために良い結果につながらないのです。
このトリックから抜け出すには、予測ではなく「自分がどうなりたいか」に視点を向けることが大切です。職場で自分がどのようになりたいのか、そのために自分が頑張ること、周りの人に協力をお願いすることを明確にしてシンプルにわかりやすく働きかけること。(ちなみに自分だけで何とかしようとするのも長女気質さんですが、それはお勧めしません。)
予測をする場合と大きく違うのは、拗ねにくくなることです。
予測をする場合の多くは視点が自分以外の他者に置かれます。そのため「自分が何をしても無駄、自分はどうせ必要ない」など勝手に拗ねてしまいがち。そしてそれが現実と思い込むため、不満や不安を抱えながら何もしない(そしていつか爆発)か、いっそ辞めてしまうことを考えます。
長女気質さんの白黒思考です。
しかし、「自分がどうなりたいか」は、自分を中心に置き具体的に何をしたら自分が安心するのか、という自分視点にいるので、自分が選択する位置。
これはとても重要なポイントで、選択権を自分が握ることを自覚していないと、悪い結果はなんでも人のせいになってしまいます。そうすると拗ねるし成長も改善もなく、もちろん幸せも感じにくくなってしまうのです。
私自身、今でも人のせいにしたくなる時はたくさんあります。
でもそんな自分に気づけるようになると、そう思いたい自分を「そうだよねー」って労いながら、「でも、本当にそうかな?それで幸せ?」と自分に聴くんです。
そうすると、いや、違う。何かがズレてる。って感覚になるので、「じゃぁ、どうなったら本当に幸せ?」って聞いてみる。
そうするとまたいっぱい出てくるけど、ひとつひとつじっくり見ていくとだんだん形が見えてくる。
そうやって自分が安心する形を把握するのがとても大事なのです。